彼氏は可愛い年下系
颯に盗み聞きされないよう、ベランダにでる。




『今外なん?』



「ううん、家だけど?」



『あ、そか。歩いてるの聞こえたからさ』



「んー……。弟に聞かれたくないし、ベランダでたんだ」



『そんな変な話しはしねーけどな』




きっと、一樹君は話を聞かれたくないっていう気持ちないんだよな。




そーだね、って言いながら笑う。




『あー、でさ……』



「ん?」



『変化球今練習してんだけど、どうも上手くいかないんだよね』



「練習?そっかー…。んー、あたしも練習中だからなんも言えないな。先輩とかに聞いたら?」




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