彼氏は可愛い年下系
悠希君はその後も、サッカーについてあたしにたくさん話してくれた。




本当に好きなんだと思う、サッカーを。




その証拠に、可愛いに加え輝いた笑顔をしていた。




…………好きだなぁ。




と、その時。




本鈴が校舎に鳴り響いた。




…………遅刻だ。




悠希君は「ヤベッ」と言い、さっきの笑顔が消える。




「祐希奈先輩すいません!
喋りすぎました…」



「ううん、あたしこそごめん…
悠希君、遅刻なる……?」



「たぶん、まぁ……」




悠希君は苦笑いを浮かべる。




あたしのせいだよね?!


ど、どうしよう……。
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