彼氏は可愛い年下系
「おはよ!」




目の前に立つ一樹君に、あたしは頑張って笑った。




家に上がり、一樹君の部屋に入る。




「ね、ゲームしよ!」




唐突にそんな事を言うと、きょとんとした顔を一樹君にされた。




あたしは、持ってきたゲーム機を見せる。




一樹君は笑い返し、ゲーム機を出した。




ゲームだけで、半日は過ごしてしまった。




さすがに目が疲れ、止める。




……今、言うしかないのかな。




あたしはそう思い、拳を握り、勇気を出した。




「あの、一樹君…」



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