彼氏は可愛い年下系
あたしの気持ちに、変化がおこる。




そんなあたしを知らずに、一樹君はあたしから離れた。




「まっ……」




反射的に、一樹君を掴む。




「あたしと、……しよ?」



「っ、…」




さっきとは全く反対の事を、言っていた。




だって、思ったよ。




あたし達、友達にも戻れないんだ。




心は忘れなくても、体が、覚えていないの。




そんなの、いやだ。




「…あたしは、一樹君を覚えていたいよ。だって、だって……」




言葉を発する前に、一樹君はあたしにキスをした。




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