彼氏は可愛い年下系
「み、宮ーっ」



「ちょ、やめよ?」




大きい声をだす沢村君を止めようとする。




と、自動ドアがあく音が聞こえ、即座に態度を直した。




「祐希奈、いた」



「……一樹、君」




ねえ、そのネックレス、毎日つけてるんだね。




それに、昔「黒髪好きだな」って、「一樹君の髪型好きだな」って。




あたしが言ってから、一度も変えなかったよね。




……そんな事、あたしなんで今思い出すの?




一樹君があたしに近づいてくる。



平然としているけど、心臓の鼓動はどんどん速くなっていく。




……怖い。




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