彼氏は可愛い年下系
悠希君の声は、少し低くて、震えていた。




「……うん」




あたしが頷くと、ゆっくり電話が切れる。




「……怖いよ……っ」




足が、すくむ。歩くのが、難しい。




家に帰るのが、困難だった。




「………」




やっとの思いで家に帰ると、玄関に倒れ込む。




もう、頭が痛かった。




悠希君、早く来てよ……。





インターホンが、なった。




すぐに起き上がり、ドアを開けた。




「…ゆ、悠希…君」



「祐希奈!大丈夫かよ!?」




汗をかいて、息まできらせている悠希君がいた。




……会いたかったよ。




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