彼氏は可愛い年下系
濡れた顔をタオルで拭く。




「いやー、ついに学年一位の泉森に告られたんだ」



「は?アイツ、ブスだろ。性格が超最悪」



「辛口すぎるわ……。俺達の中じゃ羨ましいんだコノヤロー!」



「意味、わかんねぇ……」




少しだけ軽蔑した目で崚太を見る。




すぐにごめんと、なぜか謝られた。






部活中、グラウンドに崚太と戻る最中に、




「悠希、高校大丈夫?」




と聞かれた。




もう中3の夏、最後の大会を目前にしているなか、受験も控えてる。




夏休み中には高校見学に行かないと駄目だし、結構忙しい。




「まぁ、行けるかわかんねぇ」




とだけ言ってた。




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