彼氏は可愛い年下系
ふっと後ろを向いたと思ったら、凄く可愛い笑みを溢していた。




「うん…、するね」



「へへっ、ありがと!」




あーあ、なんでこんなに可愛いんだろう。




悠希君の背中におでこを当て、肩に置いていた手を、腰に回した。




「可愛い」



「……うっさいな」



「あ、駅もう少しだから降りてよ。捕まっちゃう」



「え、手離してよ」



「……もうちょっとだけいーや」




いつのまにか繋いでいた手。




離そうとしたけど、それを掴み返される。




それだけで胸が鳴るのは、おかしいかな。




けど、結構嬉しかった。




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