彼氏は可愛い年下系
「もーいつもは冷めてるのにっ!こーいう可愛い所好きだよー♪」



「…可愛くないよ」



「あらぁ、そんな事言っていいの?祐希奈ちゃん、怖くないのかなぁ?」




無理、ムリ、むりー!!




千夏の怖さに負け、頑張ってうなずいた。




それに満足したように、あたしの頭を撫でた。




「悠希君、好き?」




不意に聞かれ、迷った。




いや、キャラを気にしていた。




けど、……やっぱり。




「……好きだよ」




窓の外を見ると、悠希君の姿が見えた。




「へーえ。初彼?」




初彼、………か。



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