彼氏は可愛い年下系
これじゃまた気を遣わせちゃうと思い、なんとなく話を逸らしてみた。




「悠希君ありがと。帰りどっか行こうかなー」



「…行こ行こ!」




やっぱ、この可愛い笑顔、最高だな。




悠希君に笑いかけ、また、手を握り返した。




駅の近くにあるゲーセンとか、本屋とか、コンビニとかに行ってみる。




言い直せば、初デートだったかもしれなかった。




その後、朝と同様自転車に乗せてもらい、そこを颯に見つかった。




「悠希ー、こんなブラコンな祐希をよろしく」



「おー。颯人昨日のサッカーの試合、見た?」



「見た見た!やっべぇよな!」




悠希君と颯のサッカー話が長く続き、あたしは一時間放置されていた。




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