PRINCESS×PRINCE
事情を全て話し終えたあたしはすぐに交番を後にした。
「なーなー!みーちゃん」
……ストーカー湊と共に。
「うっさい着いてくんな」
ズカズカ歩くあたしを軽い足どりで付けてくる湊。
いちいち可愛い仕種で追ってくんなよ!
「えぇ、俺も同じ学校だもん。せっかくだし一緒に行かね?」
「…は?」
同じ学校?
誰と誰が?
ピタッ
「Σぶっ!?な、なんだよ!」
いきなり立ち止まったあたしの背中に湊が顔面から激突したが気にしない。
「アンタ…岡高なの?」
「ん?そうだけど」
がーーーーん。