社長と小悪魔ハニーの年の差婚
ACT14 社長の椅子
~透真side~
俺は叔母に会う前に、麻古のいる営業フロアに栗原と共に足を運んだ。
雑誌の発売日なもんだから、社員たちの視線を浴びる。
「社長…?」
「・・・濱部部長…少し話がある」
「あ、はい…」
俺は麻古をフロアから連れ出し、誰もいない第三会議室の前に。栗原に見張り役を頼み、室内にはふたりで入った。
「内線で呼び出したら済むコトでしょ?」
「副社長に見つかったら困るから…来ただけだ」
「え、あ…」
副社長の名前を訊いただけで、麻古の顔色が少し変わった。
「麻古お前…やっぱり、何か副社長に…」
「副社長から訊いたの?」
「お義父さんから訊いた…代理母の話を…」
雑誌の発売日なもんだから、社員たちの視線を浴びる。
「社長…?」
「・・・濱部部長…少し話がある」
「あ、はい…」
俺は麻古をフロアから連れ出し、誰もいない第三会議室の前に。栗原に見張り役を頼み、室内にはふたりで入った。
「内線で呼び出したら済むコトでしょ?」
「副社長に見つかったら困るから…来ただけだ」
「え、あ…」
副社長の名前を訊いただけで、麻古の顔色が少し変わった。
「麻古お前…やっぱり、何か副社長に…」
「副社長から訊いたの?」
「お義父さんから訊いた…代理母の話を…」