社長と小悪魔ハニーの年の差婚
「お客様の気に入る色を作るんだ…当然だ…」


「面白いね…」


「面白いか?俺が考えたんだ…」


「トーマの企画か…」


「きっかけはお前だ…」


「私??私も何も…」


「カラーセラピーって知ってるか?色彩の持つ心理的効果を利用して行う精神療法だ。ほら、お前もこのカタログを見て、自分の唇につけたい色を考えろ」



「え、あ…」
戸惑いながらも、美古はカタログの色を見て、スキな色を選び始めた。


「お前はやっぱり赤系か・・・ピンク系とかどうだ?可愛くないか??」


二人でソファーに座り、肩を寄せ合い、口紅の色を考えた。


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