社長と小悪魔ハニーの年の差婚
私にとっても忘れられない1年になった。



シュワシュワと気泡が浮かぶ黄金色の液体のスパークリングワインの入ったグラスを互いに、近づける。
重なったグラスは優しい鐘の音のような、音を響かせた。



「はい、これ」


私はトーマにプレゼントを渡した。


「サンキュー…これが俺からのクリスマスプレゼントだ…」



「!?」



キャンディの包みのように両端を紅いリボンで結んだ金色の小さなプレゼント。



「何これ?」



「開けてみろ」



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