社長と小悪魔ハニーの年の差婚
「クリスマスシーズンだけに売られてるチョコ菓子の『パピヨット』みたい」



「中身はチョコじゃない、ともかく開けろ」


私はトーマに急かされて、包のリボンを解く。



中身は可愛い♥柄の口紅?


私は手にとって、口紅の色を見た。


光沢のあるピンク系とバイオレット系の中間色。


「・・・俺がお前に似合うと思って作ったオーダーメイド・ルージュだ」


「見れば分かる…今までに見たコトない色だから…」


「口紅の色を考えるのって思った以上に…苦労した」


「口紅の名前は??」


「名前?…『SWEET・HONEY』だ」


「ハニー?ハニーって私のコト??」
< 203 / 212 >

この作品をシェア

pagetop