社長と小悪魔ハニーの年の差婚
普段は一人では外出しないが、3ヵ月に一度やって来るあいつに会う時はいつも一人。



社長専用エレベーターに乗り込み、地下の直通の駐車場に降りてゆく。



「トーマ社長…」


「坂野…」


坂野は俺と同じ東大卒のエリートで、ゼミが同じでヤツは映画監督になるのが夢だった。


その夢は叶えたが…AVの映画監督。


美古が出演させられそうになった映画の監督を務めていた。


金で解決したと思ったが…美古がモデルとしてブレイクしたのを機に…俺を強請り始めた。



「持ってけ…」


俺はヤツに小切手を渡す。



「サンキュー…トーマ」





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