社長と小悪魔ハニーの年の差婚
栗原は俺と美古の結婚を反対したはず。



なのに、どうして…俺と美古の結婚を許すような真似を。



「これが完璧な報告書です…削った部分は…付箋を貼っております…自分の目で確かめて下さい。社長」



「ありがとう…」



「では、失礼します…」



栗原は踵を返して、書斎を出て行った。



俺はクルリと椅子を回転させて、デスクに背を向ける。



結婚の障害とは…



俺は封筒を開けて、中身を取り出した。



美古が俺には言えない秘密がこの報告書の中に。







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