社長と小悪魔ハニーの年の差婚
「社長は坂野と言う男に美古さんあなたをネタに強請られていたんですよ」
言葉を淀ませたトーマの代わりに、栗原さんが私に言った。
「栗原!?」
余計なコト言うなと言わんばかり、トーマは珍しく、栗原さんに鋭い視線を向ける。
「坂野は社長のところばかりでなく、美古さんの事務所にまで、強請りをかけ始めている…あなた一人の問題ではありませんよ」
栗原さんは強い口調で、トーマに言い返す。
ふたりの間に角が立ち始める。
「・・・」
「ゴメンなさい。トーマ」
本当に、私はトーマに迷惑かけっぱなしだ。トーマの厄病神にしかなれない。
自分で自分が嫌になっていく。
言葉を淀ませたトーマの代わりに、栗原さんが私に言った。
「栗原!?」
余計なコト言うなと言わんばかり、トーマは珍しく、栗原さんに鋭い視線を向ける。
「坂野は社長のところばかりでなく、美古さんの事務所にまで、強請りをかけ始めている…あなた一人の問題ではありませんよ」
栗原さんは強い口調で、トーマに言い返す。
ふたりの間に角が立ち始める。
「・・・」
「ゴメンなさい。トーマ」
本当に、私はトーマに迷惑かけっぱなしだ。トーマの厄病神にしかなれない。
自分で自分が嫌になっていく。