社長と小悪魔ハニーの年の差婚
「お前が謝る必要はない…お前は元カレに騙されて、変な事務所と契約…具体的な仕事内容を説明されず…あの現場に居た…そうだろ?」


「そうだけど・・・トーマに迷惑かけたのは事実で」


「俺は別に迷惑だなんて…思っていない」


トーマの深い優しさが、今の私には辛く感じていた。私だってトーマを愛してるのに、何一つ…応えられない自分が情けない。






「…今の美古さんは売れっ子カリスマモデル。このネタが公になれば…失墜は免れない。この厳しいご時世、星凛堂だってどうなるか・・・」



「栗原お前は黙れ!!美古を追い詰めたいのか?」



「俺はこれから起こるかもしれない事実を申し上げただけです!」
栗原さんは椅子を立ち、トーマに威圧的な態度に見せた。



「社長あなたが守るのは…美古さん一人ではないでしょ?全社員を守る必要あるでしょ?」









< 98 / 212 >

この作品をシェア

pagetop