キミが大すき
 「・・・おはよう」

ふわっととても優しく微笑み、
 
琴音は挨拶した。


 「はよ~。相変わらずはぇ~な。」


 「・・・おはよ。部活だからね。」

フッと笑みを零した、おっとりした声の持ち主。

 
 部活の朝錬で早く学校に行くため、

毎日遅刻ギリギリの二人を待っているのは、


 《黒井沢 彰》



< 3 / 4 >

この作品をシェア

pagetop