紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜
馬ヶ背を出る時に、華央璃ちゃんは俺に向かって、俺は華央璃ちゃんより早く死ぬなと言った。

でも…それは、変なんだ。

逆なんだ……。

華央璃ちゃんこそ、俺より先に死んではいけない。

華央璃ちゃんには、俺より1年…いや、1ヶ月…いや、1日…いや、1時間…いや、1分…いや……。

「1秒ででもいいから…、華央璃ちゃんには俺より長く生きていて欲しい…。」

それが、俺の素直な…正直な気持ちだ。
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