紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜
「何よ!こんな海…平気よ!あなたに言われる筋合いはないでしょ!!」

と、悪態をついた女の子は再度柵を跨ごうとしたのだが、その顔を見て我を忘れて俺は女の子に抱き着いてしまっていた。


「キャア〜、何をするのぉ〜、止めてよ〜!!」

と、女の子は俺の腕の中で悲鳴をあげて暴れる。

「暴れるな、おとなしくしろ!!」

と、俺が叫ぶと、

「いくら、死のうとしているからって、あなたの好きなようにはならないから…。離せぇ!!」

と、叫びながら女の子は俺を蹴り始めた。


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