紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜
その言葉に、女の子は泣き止んで、俺を唖然とした顔で見る。

「なんで…、あなたが私の名前を!?」

と、女の子に言われ、

「香織じゃ…ない…えっ、香織なのか?」

と、俺は混乱していた。


そう、似ていたのだ。その女の子が、亡くなった妹の香織に。

だから、無意識に自殺を止めたのだが…。


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