紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜
その時、急に引っ張られ俺は尻餅をついてしまった。

「人に、考え直せって言って、自分だけサッサと飛び込まないでよ!!」

そこには、仁王立ちで腰に手をあて、俺を見下ろす“かおり”がいた。


その顔が、香織とシンクロして…。

「ご…ごめん…。」

と、俺は素直に謝っていた。



これが、俺達の終りへの始まりだった。
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