紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜


「えっ!?」

と、驚く俺に、

「だって朝…、フェリーの中で昌磨…。凄い寝たボケた顔をしていたもん!」

と、微笑んできた。


ったく…、バレバレかよ…。


俺は笑みを隠す為に、

「さあ、早く行け!」

と、華央璃ちゃんの髪をクシャクシャにして歩き始めた。


背中に、

「しち…馬鹿!!」

という華央璃ちゃんの怒鳴り声を聞きながら…。


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