紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜
私は慌てて外に出ると、昌磨の後ろにまわって、
「ごめん…私……ングッ…。」
謝り始めたら、昌磨に口を塞がれたしまった。
「シッ!!夜中に…。声が響く…。」
と、昌磨は人指し指を私の目の前で立ててきた。
私が頷いてみせると、昌磨は、
「ゴメンな。」
と、私の口から手を離し玄関に歩みを進めて行った。
私は、そんな昌磨の後についていきながら考えていた。
この不思議な運命を…。