紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜
「…名前…きいてもいい?」

と、やっとの事で切り出した俺の言葉は、

「これだけ、待たせてそれ?」

と、余計に彼女の怒りをかったようだ。

「かおりよ。」

と、当たり前のように言い切った彼女に、

「それは…、わかってるよ…。」

と、俺は上目遣いで、モジモジとしながら呟いた。
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