紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜


「香織に二度、目の前で死なれる気がして…止めて…。香織、こうなるってわかって、巡り会わせたのか?」

昌磨はそこまで言って、仏壇の上の写真を見つめた。


そして…。


「お兄ちゃんが…そこに行くのを…許してくれないのか…?どうして…どうしてだよ…。」

と、昌磨は泣き崩れていった。


< 212 / 242 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop