紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜
苗字で呼ばれるのが嫌なら、教えなければいいのに…。


「何、口尖らせてるの?オッサンがしても可愛くないよ。」

と、無意識に口を尖らせていたらしい俺にそう言った華央璃ちゃんは、

「ところで…、名前と年をきいてどうしたいの?」

と、続けた。


そうだった…。

出来たら…、香織に似た、この華央璃ちゃんの自殺を止めたい…。
しかし、どう切り出していいものか…。
その為に、かえって傷付けてしまうのが怖い…。



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