紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜
「こ…これは…。」

と、うろたえる福田君から私を引き離した繭美は、

「最低っ!!」

と、福田君に唾を吐いた。

「行こう…、大丈夫?」

と、乱れた私の服を素早く直した繭美は、私を支えながら教室を出た。

呆然とする、福田君を残して…。


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