紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜
そんな会話をしているうちに、学校の外に出ると、

「あっ、やっぱりナイト様のお迎えきたね。」

と、亜由良は私の肩に、軽く肘をぶつけてくる。

亜由良が見つめる車から、お兄ちゃんが下りてきた。



私が中学生の時に免許を取ってからのお兄ちゃんは、パパの代わりに私の送り迎えをしてくれるようになった。

勿論、通常の時間の登下校なら、私は自分で歩いているけど、部活などの都合で早かったり遅くなったりする時は助けてもらっていた。



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