紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜
「あ、亜由良ちゃん…荷物持ってもらって悪いね。」

と、お兄ちゃんが私達の所へ歩いて来た。

「いえいえ…。こんばんは。」

と、頭を下げた後、亜由良はお兄ちゃんの所へ歩いて行った。
私はその後を、ゆっくりと追いかけた。

「どう?よかったら、亜由良ちゃんも乗っていく?なんなら、家の側のカフェ経由でもいいけど。」

と、お兄ちゃんが笑顔で言うと、亜由良も笑顔で、

「えっ、いいんですかぁ?やったぁ〜。あっ…ダメ…。最近、付いてきちゃって…。」

と、返している。
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