紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜
あの日、私は公会堂で行われた吹奏楽部の発表会に出ていた。
お兄ちゃんは、美帆さんと来てくれたんだけど…。
用事があって、先に帰ったパパとママの代わりに、私を待っていたが為に…。
出入口付近にいる、お兄ちゃんと美帆さんを見付けて、もうじき声をかけられる距離まで来た時、
「ねぇ、香織ちゃんなら学校の子に任せてもいいんじゃない?過保護だと思うよ。」
という、美帆さんの声で私は柱の陰に隠れた。
お兄ちゃんは、美帆さんと来てくれたんだけど…。
用事があって、先に帰ったパパとママの代わりに、私を待っていたが為に…。
出入口付近にいる、お兄ちゃんと美帆さんを見付けて、もうじき声をかけられる距離まで来た時、
「ねぇ、香織ちゃんなら学校の子に任せてもいいんじゃない?過保護だと思うよ。」
という、美帆さんの声で私は柱の陰に隠れた。