紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜
「そうかも知れないけど…。」

と、渋るお兄ちゃんに美帆さんは、

「香織ちゃんの足は、昌磨君のせいだって言うんでしょ?なら、一生背負い込む気?私も香織ちゃんの事は好きよ。ホントに可愛い妹だって思ってる…。香織ちゃんも好いてくれていて嬉しいよ。でも…、昌磨君が、香織ちゃんを私より常に優先するのなら…。」

と、声を震わせている。

「そんな事は…。」

と、声のトーンを落とすお兄ちゃんに、

「そうしたら、なぜ今日、私を優先してくれないの?付き合い始めた3周年だよ。」

と、美帆さん…。
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