紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜
第2章 捜索
5話 残された遺書
日の出までは、もう少しだな…。
東の空の赤みが広がってきている。
まさか…朝日を見れるとは思わなかったな…。
今頃、海底に沈んでいる予定だったから…。
あの子…華央璃ちゃんとここで会ったから…。
そう、華央璃ちゃんがいなかったら、俺は今頃もうこの世にはいなかったんだろうな…。
華央璃ちゃんは、自分の居場所も思ってくれる人もいないみたいな話をしていた。
いや、思ってくれる友人はいるけど、その子を自分のせいで傷付けたと、線を引いて、離れてしまってもいる事がわかった…。
少なくとも一人じゃないのにな…。
東の空の赤みが広がってきている。
まさか…朝日を見れるとは思わなかったな…。
今頃、海底に沈んでいる予定だったから…。
あの子…華央璃ちゃんとここで会ったから…。
そう、華央璃ちゃんがいなかったら、俺は今頃もうこの世にはいなかったんだろうな…。
華央璃ちゃんは、自分の居場所も思ってくれる人もいないみたいな話をしていた。
いや、思ってくれる友人はいるけど、その子を自分のせいで傷付けたと、線を引いて、離れてしまってもいる事がわかった…。
少なくとも一人じゃないのにな…。