紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜
「ハァハァハァ…。」


しばらくして、柵の所へ来た、華央璃ちゃんは肩で息をしている状態で、両手を膝にあて俯いている。


「日の出…終わったよ…。そんなに急ぐものは何も…。」

俺は、柵に向かって歩き、その柵に手を置いた。

すると、その俺の片手を掴んだ華央璃ちゃんは、

「しちりん…。」

と、ボソッと呟いた。
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