紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜
「華央璃ちゃん…俺の為に泣いてくれたんだ…。でも…今は死のうとしたわけではないけど…。」

そんな俺の言葉に、

「えっ、だって柵を越えて、海に向かっているじゃないの…。」

と、華央璃ちゃんは、反論してくる。


それを聞いた俺は、一つ二つ頷いてから、

「華央璃ちゃんにさ…プレゼントを取りに行っていて…。ごめんな、心配かけて。」

と、柵の中に戻って華央璃ちゃんにさっきの花を渡した。
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