紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜
「そこまで…、考えていたんだ…。」

俺が感心している間に、遊歩道に戻り、駐車場が近付いてきた。

そして、何かを考えていた華央璃ちゃんは、言葉を探すような仕種をしながら、

「どうする?昌磨が今からでも死ぬのなら、私もちょっと離れた所で…。でも、私に生きて欲しいなら、車で連れて行って。今、家に戻ってもすぐに自殺すると思うから。」

と、足を止め俺を見上げる。
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