紺碧の海に漂う想い〜あなたがくれた物〜
「まいったな…、またその言葉かい?」

と、俺は頭をかいた後、

「わかったよ…、一緒に宮崎を離れよう。」

と、本当は一緒に居られる事に、ホッとしているのを悟られないように告げたのだった。


すると華央璃ちゃんは、フッと笑ったかのように見えた。

この時、自分は躍らされているのかと、感じつつも何も言えないでいた。



駐車場へ着くと、華央璃ちゃんは売店の方へ行くと、売店横に停めてある自転車に近付いた。
そして、スカートのポケットから1枚の紙を取ると、自転車のカゴの中に入れ、その上に、ピンク色の携帯を置くと、俺の元へ走ってきた。


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