【短】俺だけのお姫様
「ありがとな!」


俺は笑顔でそういうと芽衣から箱を受け取る。



芽衣...覚えてくれていたんだな。




そう思うと、なんだか嬉しい気持ちと



恥ずかしい気持ちがこみ上げてきた。



「あけていい?」

「...うん////」


するとそこには...


「ネックレス?」

「うん、そう。」



そこにはシルバーだけど


小さな花が彫られていて。



すごくカッコイイ、俺好みのネックレスがあった。


俺は早速つけた。

「すげー嬉しい」


まさかこんなものもらえるなんて思ってなかったから。


すると芽衣は照れながら俺を見た。

「そのお花、麦藁菊(ムギワラギク)っていうの。」

「へ~....聞いたことないな」

「でしょ?花言葉はね....」


すると突然、芽衣は黙った。


「芽衣?」

「あっ!花言葉、帰り言うね?」

「おっおぅ」

「じゃあバイバイ」

「じゃーな」


そして俺は教室へ戻った。
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