ラブラブ☆レッスン


私の体に
突然電気が走る。


胸がドキドキうるさい。



「今、どんか感じ?」



「な、なんだか凄くドキドキしてます……。」



私は素直に言う。


すると、先生は
満足そうに笑った。



「そっか。家に帰っても、明日になっても、俺のことしか考えられなかった、って思ったら明日の放課後教えて?」



そんなの
もう常に先生のことしか
頭にないから
当たり前なのにな。


でも、とりあえず
私ははい、と返事をした。



「いいこだ。それじゃ、また明日。」



先生はいつものように
爽やかな甘い笑顔を見せる。



「さようなら。」



私はそんな先生を
目に焼き付けようと
必死にみつめた。


そして
また明日、と呟くと
火照る体を冷ますように
家まで走って帰った。



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