ラブラブ☆レッスン


お見舞い行こうかな?
先生に連絡して…


「そういえば先生の番号知らない…」


さっちゃんなら知ってるよね…?
教えてくれるかなぁ…
当たって砕けろ!よしっ!


「使い方…違うかも」


自分で自分に突っ込むなんて…痛い子じゃん、などと思いつつ保健室へ向かった。


コンコン


「失礼しまーす…」


「だからっ!後でいってあげるか、ら…み、実紅ちゃん?」


どうやら先生は電話をしていたみたいだ。


「えっ?うん、うん…なんでよ!私でいいじゃない!…わかったわよ」


「実紅ちゃん、早退して」


「なんでですか?」


「…先生が来てくれ、ですって」


そう私に伝える先生はどこかとても悔しそうで…
今の私にはそんなこと関係なかった。
嬉しかった。先生からきてほしいと言われるのが。


さっちゃんに家を教えてもらい、先生の家へ向かった。


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