向日葵を君に。
「わー、虹だー」
「キレーイ」
女の子達が空を見上げた。
近くで女の子が騒いでも、園芸部の子が叱っても、彼は水を止めなかった。
そして、……言った。
「忘れる暇もないくらいずっと傍にいてやるからー!」
「…楓――…誰に向けていってんの?」
「……さぁね」
「キレーイ」
女の子達が空を見上げた。
近くで女の子が騒いでも、園芸部の子が叱っても、彼は水を止めなかった。
そして、……言った。
「忘れる暇もないくらいずっと傍にいてやるからー!」
「…楓――…誰に向けていってんの?」
「……さぁね」