向日葵を君に。
「そっちの大学受験する。
絶対受かるから。
メールも電話も毎日するし、
長期休みには会いにだって行くから」

せっかく止まってた涙は、また、ゆっくり頬を伝い私の手の甲に落ちた。

「だからさ…っ…最後とか言わないでくれよ…っ」

「楓くん……」

「……瑞樹以外の女と恋なんかしない…っ。出来ない…っ。」
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