恋してHoney!?【短編】
「ちょっ」
いきなりで抵抗しようと唇を開いた隙に、ボクは舌を割り込ませた。
「…んッ…やっ…」
逃げるキミの舌を追いかける。
そして、逃げれないよう絡ませていく。
「んん」
漏れるキミの声がボクの熱を上げていく。
どのくらい時間が経っただろうか。
ようやく唇を離すと、キミはズルズル崩れていった。
壁にもたれたまま座り込み、上目でボクを見てくるその顔は真っ赤に上気していて、ボクは思わずゴクリと唾を飲み込んだ。
「なんで、こんな……キスを?」
キミは息を整えながら尋ねてきた。
ボクは早鐘のように鳴る心を抑えながら、その場に膝をついて、向かい合った。
「ねぇ、いつになったら付き合ってくれるの……?」
飽きるほどのこの言葉。