Vrai Amour ~美桜の場合~

「・・・・片思いならかまいませんか」




私はまっすぐにマネージャーの顔を見上げた。





陸と別れたって

私のこの気持ちは変えられない。


この気持ちがなかったら、今ここにいる意味すらない。












ごめんね、陸・・・・

でも、待ってて

必ず、必ず会いに行くから・・・!!














それからは仕事が更に忙しくなり、陸とはすれ違いの日々が続いてしまった。

当然当たり前だったあの大事な時間すらすり合わせることができない。



でもそれとは反比例するように、私は一気に人気モデル・女優という地位にまで登りつめた。
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