恋心屋
僕もブランコから降りて、ミツキさんの前に立った。



外灯が後光のようにさしているミツキさんは、幻想的だった。



「ねぇ、ミツキさん……」


「……なんですか?」


「その…、ぎゅっと抱きしめてもいいですか?」


「はい……もちろん」


そっとミツキさんに近づき、そしてゆっくりと抱きしめた。

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