コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
ふいに、スンスンと大輝がわたしの髪に鼻をよせてきた。
・・・・・え?!
いきなりの甘い行動に、全身が硬直する。
花火を見ているふり
花火を見ているふり
なぜか、そんなことを体に何回も言い聞かせるわたしの脳。
大輝の香水のかおりが強くなる。
それが、今の大輝との距離の近さを物語っている。
え?え?え?
たくさんのはてなマーク
そして、破裂寸前の心臓。
大輝の息遣いが、すぐ近くで感じる。
「ん・・・・。」
うわ!なんか、変な声でた。
大輝の息がくすぐったくて漏れた声は、
自分の声じゃないみたい。
わたしの声を聞いて、大輝が小さく笑ったのが声でわかった。
花火、見てるのに
なんで意識が全然花火の方へ行かないの?
大輝のことばっかりでいっぱいになる。