コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
「なんて言ったの?」
「え?ううん!なにも言ってないよ~。」
平野くんはおどける。
「栄一?」
大輝も不振な目で平野くんを見るけど
平野くんお得意のスルー。
「あ、そうだ綾菜ちゃん!」
そして、居心地の悪さを改善するように
わたしを見た。
「なに?」
「昼間、ごめんね。」
「・・・昼間?」
「ちょっと、キツいこと言っちゃったでしょ?」
え?
・・・・あ~。
「いいよ!!あれは、わたしが悪かったの。
平野くんの言うとおりだから。」
そう、わたしには本当に関係ないもの。
平野くんは優しく笑う。
「明日、謝らないと!
って思ってたんだけど、
今日、会えたから。」
そんな・・・謝らなくていいのに。