コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
「昼間のこと?」
学校の違う大輝は、
あたりまえだけど、わたしたちの会話がわかっていない。
「大輝には秘密だよね~?」
いたずらっぽく笑ってわたしに顔を近づける。
でも、すぐに大輝がわたしの腕をひっぱったから
そんなに顔は近くならなかった。
「あはは!!大輝、必死じゃん!?」
そんな大輝を見て平野くんはおかしそうに笑う。
「まあ、綾菜ちゃん可愛いもんね。
じゃあ、俺は行くね。
ラブラブなお二人の邪魔はここまで!」
ら、ラブラブ・・・?!
それ、さっきも言われた・・・・。
そして、さっきと同様赤くなる。
「ちっ・・・・」
大輝は大きな舌打ちをすると、つかんでいたわたしの腕を引っ張った。